【参考リンク】

現代思想の諸論点

精神病理学の諸論点

現代批評理論の諸相

現代文学/アニメーション論のいくつかの断章

フランス現代思想概論

ラカン派精神分析の基本用語集

2014年04月24日

少子化とウーマンリブ

少子化の原因を改めて整理してみた : 異常な日々の異常な雑記

少子化問題についてわかりやすい論点整理。企業のブラック化、福祉の貧困、価値観の多様化、高学歴化、男女共同参画、恋愛格差・・・こう見るとまさに社会の縮図と言った感。

あとあえて付け加えるのであれば、家事の機械化、アウトソーシング化で家事共同体として家庭を構成する必要性が低下したこともあるかな。生産性が低かった昔は1人で生きて行くことは難しく、とにもかくにもみんなで寄り添って暮らして行かざるを得なかったから、男女ともにどんなブサイクでも一応の需要はあったんでしょうが、いまやおひとりさまの老後ですからね。困った時代です。

それと男女共同参画について。先日、田母神氏がウーマンリブ運動の背景にはロスチャイルドやロックフェラーが云々という言説を吐いて少々話題になってましたが、あれのソースはアーロンルッソ?本当のところはよくわからないですが、ただ女性を労働者化することで倍の人間に課税が可能となり、家庭と教育を分断することで愚民政策がよく捗るというその論理は、最近取り沙汰される配偶者控除廃止などを思えばさもありなんと思わせるものがある。幸せの定義などひとそれぞれ。望ましいのが女性が意欲と能力に応じて自己実現できる社会であり、何が何でも女性も「働かなければならない」社会では決してないでしょう。

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上野 千鶴子
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posted by かがみ at 03:52 | 時評/日記