岩波書店、六法全書の刊行終了 ネットの普及や需要低迷で - 47NEWS(よんななニュース)
法律の条文なんていまやググレカスの最たるものだからね。時代の必然です。むしろ遅すぎるくらい。
もっとも六法全書といえば有斐閣の方が有名ですが、いずれにせよ六法全書なる書物は長らく法律学の権威の象徴として世間に君臨してきた。法律学っていうのは割と権威に寄りかかった学問なんですよ。ある論点につき、判例・通説・有力説・少数説があるとする。では「有力説」とは何かというと有力な学者が支持している説とかだったりする。では「有力な学者」とは何かというと「有力説を唱えている人」などというトートロジーが平気でまかり通るステキな世界なんですよあそこは。だから司法権の世間的権威の源泉にしたって、突き詰めていけば、法律家は苦節何年の旧司法試験を突破した人という「美談」にあったりする。そういうある意味馬鹿馬鹿しい浪花節が三権分立システムの後景には確実にあった。
元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記 「増員」に寄りかかる需要増の幻想
大学生(とくに法学部生)は、激怒していいと思う。|福岡の家電弁護士 なにわ電気商会
それが果たして理論的に良いのかどうかは一つの論点なんでしょうけど、少なくとも言えるのはロースクールはそれに匹敵する物語を残念ながら作れなかったということです。それは長い目でいえば司法権の権威の低下を招き、三権分立のバランスを崩すという統治機構上の由々しき問題を孕むことになる。その観点からいえば「点による選抜」か「プロセス教育」か、などという二項対立というのは畢竟、枝葉の議論ということです。供給が増やせば需要も勝手に増えるとか一体どこの古典派経済学なんでしょうか。
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2013年07月25日
岩波書店が六法全書の刊行を終了
posted by かがみ at 01:49
| 法律関係