2013年05月08日

「DAHLIA」のサウンドはもっと評価されるべき

X Japan『紅』を聴こう(異常な日々の異常な雑記)

当時のギターキッズの部屋には大体手垢まみれになった「Blue Blood」の楽譜が転がっていたわけですから、そういう意味では偉大な曲ですね。ただギターサウンド的には3rdのDAHLIAが好きでした。際限なく膨れ上がるアルバムの制作費をペイする為、完成した曲を片っ端からシングルカットして売りさばいたというかなりアレなエピソードを持つ同作ですが、サウンド面だけで言えばXJAPANの最高傑作と思う。このアルバムはHideちゃんがソロで色々実験した成果が反映されていて、当時最先端の機材だったワーミーペダルやらサスティナーやらを積極的に取り入れた面白い音がこれでもかというくらいいっぱい詰め込まれている。マスタリングの音質もずば抜けてて今聴いても音が全然古くさくない。歌詞と曲調はシリアスなのに右チャンネルからは人を食ったようなギター音が聞こえてくるという、あの妙なギャップは後期XJapanの一つの魅力だった。LASTLIVEの「紅」にしろ、そういったDAHLIA的な感じがかなり反映されているような気がします。

ゼロ年代に入ってから音楽が売れない売れないと言われる時代が今に至るまで続きますが、それはああいう風にギターで何か面白いことをやってやろうという人がでてこなかったことと決して無関係ではないでしょうね。来年はHideちゃん生誕50周年。

DAHLIA
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posted by かがみ at 03:19 | 文化論