【参考リンク】

現代思想の諸論点

精神病理学の諸論点

現代批評理論の諸相

現代文学/アニメーション論のいくつかの断章

フランス現代思想概論

ラカン派精神分析の基本用語集

2012年11月26日

幸せな爆音の洪水の中で

なんか最近けいおんの話題をあまりネットで見かけなくなりましたが、今度地上波で放送されるそうです。しかしよりによってこの日かよ。

映画「けいおん!」地上波初放送決定、クリスマスイブにTBSで放送(ボーダーライン)

なんだろうこれは。TBSのけいおんオタに対するメッセージなのかな。おまえらどうせその日はヒマだろうっていう。それともファミリー層とかを本気でターゲットにしてるのでしょうか。けれども内容が本編を見ていないとわからないメイキングオブ放課後ティータイムなので初見であれを見て感情移入は厳しいと思う。もっとも、それを補ってあまりあるHTTライブシーンがとにかく素晴らしいので映画をきっかけに作品に興味を持ってくれるのかもしれないですね。

個人的なお勧めは登校日最終日における教室ライブでの「U&I」の後半。この佳曲が持つ静と動のコントラストを余すところなく活かしきった唯ちゃんのパフォーマンスは圧巻というしかない。「U&I」ソロ後、バンドサウンドがしばし沈黙しピアノが静寂を呼ぶ中、それはまるで幼い子供に子守唄を聞かせるようにあずさちゃんに向き合って静かに歌い掛ける唯ちゃん。そしてバンドサウンド再閃と同時に、今度はなんと客席ダイブ(!!)を敢行。恍惚のあまり自分のパートを忘れかけてたあずさちゃん含むメンバー4人が奏でる爆音の洪水を背に、オーディエンスの真ん中でギー太を掻き鳴らして歌う姿はまさに天衣無縫。これは反則すぎる。この映画の、いや、けいおん!史上最高の名場面と言い切ってもいい。

「 college&high school」にて物語としては一応完結したんだろうけど、アニメ自体は巨大な二次創作みたいなものだから、まだ何か作ろうと思えばいくらでも作れるでしょう。多少搾取されても良いんで、今後もOVAとかの展開を期待したいです。




posted by かがみ at 03:07 | 文化論