2012年11月25日

「Q」が示すエヴァ世界の円環構造。そして「シン」はYOU ARE(NOT)?????

アスカ(28)という設定は衝撃でしたが、高齢化するエヴァヲタにとってはある意味で福音というかむしろ救済なのかもしれない。TVシリーズ放映当時14歳だった子も今や30過ぎ。いい歳して14歳の少女を愛でるという構図につき世間はこれを称してロリコンというんでしょうけれども、28歳の女性だったら全然OKですからね!?

それはさておき、やっぱりあの世界が普通に破の続きとは到底思えないです。だってそうでしょう。アスカはともかくとして、ミサトさんのあの態度はいくらなんでもあんまりだ。前作でシンジをあれだけけしかけておいて失敗したら逆ギレとか何だよそりゃ。鈴原さくらちゃんに至ってはエヴァをあそこまで嫌悪する理由がまるで意味不明です。そこで浮上するのはシンジは破のラストから全く別の世界に紛れ込んだという可能性です。

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この見解はかなり鋭いですね。いままでの副題がそれぞれYOU ARE (NOT)ALONE・YOU CAN(NOT)ADVANCE・YOU CAN(NOT)REDOと常に(NOT)が付いているのは、平行世界の存在を示唆しているのではないだろうかということですね。

つまりQの世界がもともとYOU ARE ALONEでYOU CAN NOT ADVANCEな世界の14年後だとすれば、全編を覆うあの昏さも澱み具合も納得がいく。ひょっとしてこの平行世界で3号機に取り込まれたのはアスカではなくTVシリーズ同様トウジなのかもしれないですね。そして周知の通り、シンジの取った行動はCAN NOT REDOという結末に終わった。

しかし次作「シン」の「:||」が、これも既に指摘されている通り反復記号と終止線のダブルミーニングだとすれば、時間軸は一度ループ(反復)して、序の最初に戻り、YOU ARE NOT ALONEでかつYOU CAN ADVANCEの平行世界が開始され、破のラストから再び「シン」に至りエヴァは完結(終止)することになります。こう考えると「Q」の文字は「シン=新」との対比としての「旧」である他に、エヴァ世界の円環構造を示しており、かつそこから脱出する為の最後に残った道標を表しているという解釈も可能でしょう。

今回最後にわずかに差し込んだ光明はいずれ燦然と光り輝く希望になるのでしょうか。そうでなければあまりにも救いがない。それがエヴァンゲリオンだと言われれば終いですが、いち観客としてバッドエンドかハッピーエンドどちらを見たいかと言われたらそりゃあやっぱりハッピーエンドが観たい。だからもし次作の副題を敢えて予想するのであれば迷わずYOU ARE(NOT)HAPPYと答えますね。


タグ:アニメ 文化
posted by かがみ at 02:58 | 文化論