個人的にはマイナンバーという名称が嫌いなので個人識別番号法って呼んでますけど、とにかくもいよいよマイナンバー法施行です。通知カードは簡易書留で届きます。今月中旬から来月頭にかけては注意です。
銀行預金口座との紐付はいまのところ任意なので、巷でよくある行政による資産把握とか、そういう危険はいまのところないです。将来的にはどうなるかわかりませんが、多分強制適用という流れなんでしょうね。
メリットとしては各種給付申請の際に所得証明書が不要になるといったところでしょうか。再来年からマイナポータルとかいう情報提供等記録開示システムが稼動します。マイナポータルにログインするにはICチップの認識が必要なので、カードリーダーが売れるでしょうね。
マイナポータルを通じて行政機関から一人一人に合った「お知らせ」が通知されるらしいですけど、各種給付の案内なども想定されているのでしょうかね??給付行政は申請主義であるがゆえに、知らなければ貰えない世界だけれど、そういう格差がなくなるのであればこの制度にも多少は意義があると言えるでしょうか。
マイナンバー検定試験 -マイナンバー法・マイナンバー制度を理解する-
早速検定試験が始まっているみたいですが、こういうのでお勉強するのも一つの手かも。敵を知り己を知れば百戦危うからずと言いますからね。
とにかくもう今更、この制度が是が非かという二者択一的な法哲学的議論をやる段階ではなくなったわけです。活用範囲拡大の動きは注視すべき所ではありますが、ただ嫌だ嫌だというだけでなく、とりあえず、想定されるリスクを把握した上で、できる範囲でリスクマネジメントして、このシステムをどう日々の暮らしの中で活用していくかの処方を見いだしていくというのが生産的な思考というものなのでしょう。
ただ、どこかで言っていたクレジット機能付き個人番号カード。あれだけはやめた方がいいと思いますけどね。
参考:マイナンバー社会保障・税番号制度