2015年06月29日

人間関係と元型的布置

ユングは無意識の深層に更に普遍的無意識を措定し、そこに元型という考え方を導入した。元型と言うのは言ってみれば自我とは別の人格です。自我の対極である影という元型が最もわかりやすいでしょう。化物語でいうブラック羽川ですよ。

こういう内的な面のみならず現実の対人関係においても登場する人物が元型的な役割を担うこともあるのかも知れないですね。例えば、ある人(自我)にとって、誰かがグレートマザー的な役割を担い、別の誰かがトリックスターを演じることもあるかもしれない。

こういう関係性を見極めることこそ、まさに心理療法における元型的布置というべきなんだろうかという気がふと、しました。




影の現象学 (講談社学術文庫)
河合 隼雄
講談社
売り上げランキング: 20,733

posted by かがみ at 02:07 | 心理療法