2014年01月20日

育児休業給付金の対象が特別養子縁組にも拡大

特別養子縁組で育児休業給付金 NHKニュース

このあたりを労働法の観点からメモ。

まず労働基準法上、産前6週間と産後8週間は休業請求が出来る。もちろんこの期間では赤ちゃんの首も座ってないでしょう。なので、さらに育児・介護休業法によって、一定の要件を満たせば、子どもが1歳あるいは1歳6か月まで休業を取得することができます。いわゆる育休です。対象となる子どもは実子養子を問いません。そして会社は休業取得を理由に社員をクビにすることは出来ない。ただ、育児休業期間中、事業者には賃金の支払い義務は無いです。そりゃそうですね。慈善事業をやっているわけではないですから。

そこで雇用保険法は雇用の円滑な継続を援助促進する観点から、被保険者に育児休業給付金として休業前の賃金の50%を支給することを定めている※。ただこの給付は実子の育休に限られ養子は除外されていたのが従前の運用だったんですが、今回、それが特別養子縁組の試験養育期間にも特例的に認められるようになったわけです。労働保険審査会の判断ですから雇用保険法の改正ではなく行政レベルの措置ということ。

どうなんですかね。賃金の50%で、最長1歳6ヶ月までの支給なので金額としては些少でしょう。給付金目当てで、厳格な様式の特別養子縁組をするということは考えにくいので、制度の濫用のリスクはあまり考えられないでしょう。

※休業開始前の2年間に被保険者期間が通算して12ヶ月以上あるものに限る

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タグ:労働法
posted by かがみ at 02:27 | 法律関係

2014年01月04日

「真面目に生きること」と法律婚主義

発達障害者の遺伝子が生き残ってきた問題 | ブログ運営のためのブログ運営

現行民法典は法律婚主義をとっており、各種の社会制度もそれを前提に成り立っているが、法律婚主義の根幹を支えるのは 、民法上の嫡出子は配偶者との間に産まれた子女である「はずだ」というあまりにも脆い想定です。言い換えればそういうある種の共同幻想の上に構築された法律婚主義が今日まで何とか維持できたのは、いわゆる「あの人は酒も女も賭博もやらず真面目だけが取り柄の・・」などという「真面目な生き方」が社会的美徳とされたことによるという仮説もまた成り立ちうる。

「真面目」という人的属性が美徳か欠陥かというのは時代性に規定される。昔の重化学工業主体の時代とは違い、高度コミュニケーション社会である現代は真面目なだけでは報われない時代といえる。真面目と柔軟性がないというのは表裏の関係に立つ。真面目であるが故に視野狭窄と罵倒され、真面目であるが故に貧乏くじをいつも引き、真面目であるが故に好きな人に気の利いた愛の言葉の一つだって囁けない。

そういう意味合いから言えば、わりと制度論的な側面から言及される少子化問題なども、その根底に沈澱する諸般の要素を濾過してみれば、こういうどちらかといえばロジカルでは処理できない理不尽な真実が出てきたりもするんでしょうか。

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posted by かがみ at 04:33 | 法律関係

2014年01月01日

「花無心にして蝶来たり、蝶無心にして花開く」

表題はコンビニに置いてあったPHP研究所の本を立ち読みしていて凄く印象に残った言葉。元ネタというか原典は良寛の「花無心招蝶」って漢詩らしいけど、余韻というか響きがすごく素敵。

なんかね。人間関係の極意ってそこにあるような気が最近するんですよね。妙な執着心とかにとらわれるからうまくいかない。周囲の喧騒に振り回されず自然体で居ることでかえってよい結果が産まれてくるのかもしれないな、と。

さて謹賀新年。新春のお喜びを申し上げます。ヾ(๑╹◡╹)ノ"どうか今年が皆様にとって幸せに満ち満ちた一年でありますように。

平成26年元旦


タグ:思考
posted by かがみ at 04:30 | 心理療法