2012年11月29日

初音ミクちゃんが紅白歌合戦2012に落選した件

今年の紅白歌合戦の出演者が発表されたので一応コメントしておきます。

第63回NHK紅白歌合戦の出場歌手発表(痛いニュース(ノ∀`) )

【速報】水樹奈々さん「第63回NHK紅白歌合戦」出場決定!4年連続キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!(seiyufan)

すっかり常連となった水樹奈々さん。今回はももいろクローバーZが目玉っぽいけど、それ以上に驚いたのがプリンセスプリンセス。震災復興支援をきっかけに再結成されたとは聞いていましたが…意外にも初出場なんですね。何をやるんだろうか。再結成後、特に新曲はリリースしていないみたいだしやっぱり「Diamonds」かな?中山加奈子さんはカッティングしている姿がめちゃめちゃサマになるギタリストなので、久々にあの演奏を紅白の舞台で見れるのは素直に嬉しい。

【悲報】「初音ミクさん」 紅白歌合戦2012、落選(´;ω;`)(アルファルファモザイク)

いや、まだゲスト枠とかがあるから(震え声)

けど、そろそろ世間に理解されてもいい頃だとは思うんですよね。以前、ミクちゃんを万能の願望器に擬した論評を見ましたが、彼女がもたらした最大の功績は、「歌姫に自分の作品を歌ってもらう」というかつて一部の人間にだけ許されていた特権をその気になれば誰でも享受できるようになったという点に尽きるでしょう。そして、クリエイターの生身の姿はミクの歌声とパブリックイメージというヴェールにいったん覆われ、オーディエンスはひとまず単純に眼前の作品だけでそのクリエイターを評価することになる。そういう意味では容姿、出自、コネ、コミュ力…などなど音以外の部分での要素が大きく幅を利かせていた従来の邦楽業界に革命を起こしたんですよ。

人外だから紅白は無理って言うなら、どっかのボカロPとコラボしてその名義でなら可能ですよね?皆様のNHK様におきましては来年あたりはぜひ検討してほしいものです。

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タグ:音楽 文化
posted by かがみ at 03:00 | 時評/日記

2012年11月26日

幸せな爆音の洪水の中で

なんか最近けいおんの話題をあまりネットで見かけなくなりましたが、今度地上波で放送されるそうです。しかしよりによってこの日かよ。

映画「けいおん!」地上波初放送決定、クリスマスイブにTBSで放送(ボーダーライン)

なんだろうこれは。TBSのけいおんオタに対するメッセージなのかな。おまえらどうせその日はヒマだろうっていう。それともファミリー層とかを本気でターゲットにしてるのでしょうか。けれども内容が本編を見ていないとわからないメイキングオブ放課後ティータイムなので初見であれを見て感情移入は厳しいと思う。もっとも、それを補ってあまりあるHTTライブシーンがとにかく素晴らしいので映画をきっかけに作品に興味を持ってくれるのかもしれないですね。

個人的なお勧めは登校日最終日における教室ライブでの「U&I」の後半。この佳曲が持つ静と動のコントラストを余すところなく活かしきった唯ちゃんのパフォーマンスは圧巻というしかない。「U&I」ソロ後、バンドサウンドがしばし沈黙しピアノが静寂を呼ぶ中、それはまるで幼い子供に子守唄を聞かせるようにあずさちゃんに向き合って静かに歌い掛ける唯ちゃん。そしてバンドサウンド再閃と同時に、今度はなんと客席ダイブ(!!)を敢行。恍惚のあまり自分のパートを忘れかけてたあずさちゃん含むメンバー4人が奏でる爆音の洪水を背に、オーディエンスの真ん中でギー太を掻き鳴らして歌う姿はまさに天衣無縫。これは反則すぎる。この映画の、いや、けいおん!史上最高の名場面と言い切ってもいい。

「 college&high school」にて物語としては一応完結したんだろうけど、アニメ自体は巨大な二次創作みたいなものだから、まだ何か作ろうと思えばいくらでも作れるでしょう。多少搾取されても良いんで、今後もOVAとかの展開を期待したいです。




posted by かがみ at 03:07 | 文化論

2012年11月25日

「Q」が示すエヴァ世界の円環構造。そして「シン」はYOU ARE(NOT)?????

アスカ(28)という設定は衝撃でしたが、高齢化するエヴァヲタにとってはある意味で福音というかむしろ救済なのかもしれない。TVシリーズ放映当時14歳だった子も今や30過ぎ。いい歳して14歳の少女を愛でるという構図につき世間はこれを称してロリコンというんでしょうけれども、28歳の女性だったら全然OKですからね!?

それはさておき、やっぱりあの世界が普通に破の続きとは到底思えないです。だってそうでしょう。アスカはともかくとして、ミサトさんのあの態度はいくらなんでもあんまりだ。前作でシンジをあれだけけしかけておいて失敗したら逆ギレとか何だよそりゃ。鈴原さくらちゃんに至ってはエヴァをあそこまで嫌悪する理由がまるで意味不明です。そこで浮上するのはシンジは破のラストから全く別の世界に紛れ込んだという可能性です。

【これは凄い】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 スレ住人の考察が面白い!(アルファルファモザイク)

この見解はかなり鋭いですね。いままでの副題がそれぞれYOU ARE (NOT)ALONE・YOU CAN(NOT)ADVANCE・YOU CAN(NOT)REDOと常に(NOT)が付いているのは、平行世界の存在を示唆しているのではないだろうかということですね。

つまりQの世界がもともとYOU ARE ALONEでYOU CAN NOT ADVANCEな世界の14年後だとすれば、全編を覆うあの昏さも澱み具合も納得がいく。ひょっとしてこの平行世界で3号機に取り込まれたのはアスカではなくTVシリーズ同様トウジなのかもしれないですね。そして周知の通り、シンジの取った行動はCAN NOT REDOという結末に終わった。

しかし次作「シン」の「:||」が、これも既に指摘されている通り反復記号と終止線のダブルミーニングだとすれば、時間軸は一度ループ(反復)して、序の最初に戻り、YOU ARE NOT ALONEでかつYOU CAN ADVANCEの平行世界が開始され、破のラストから再び「シン」に至りエヴァは完結(終止)することになります。こう考えると「Q」の文字は「シン=新」との対比としての「旧」である他に、エヴァ世界の円環構造を示しており、かつそこから脱出する為の最後に残った道標を表しているという解釈も可能でしょう。

今回最後にわずかに差し込んだ光明はいずれ燦然と光り輝く希望になるのでしょうか。そうでなければあまりにも救いがない。それがエヴァンゲリオンだと言われれば終いですが、いち観客としてバッドエンドかハッピーエンドどちらを見たいかと言われたらそりゃあやっぱりハッピーエンドが観たい。だからもし次作の副題を敢えて予想するのであれば迷わずYOU ARE(NOT)HAPPYと答えますね。


タグ:アニメ 文化
posted by かがみ at 02:58 | 文化論

2012年11月23日

【ネタバレ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は「いつから」の続きなのか

ということでエヴァQ観て参りましたので感想をメモ書きしておきます。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破においては旧エヴァの面影を随所に残ししつつも物語は確実に善き方向に向かっていた。「わたしも碇君にぽかぽかしてほしい」「そっか…私、笑えるんだ」「綾波を…返せっ…!」。かつてのエヴァでは考えられなかった台詞の数々。レイちゃん、アスカ、シンジ、そしてゲンドウすらTVシリーズより前向きに生きようとしていた。だからこれでエヴァは晴れて普通の作品になる。ゼロ年代という時代性の傾向を踏まえつつも、往年のエヴァオタから家族連れまで老若男女誰もが最大公約数的に楽しめる極上のエンターテイメントとして有終を飾るのだろうと思った。思っていた。ええ、そういう時期が私にもありました。


し か し


…………何てことだ。とんでもないものを観てしまった。全編を覆い尽くすこの圧倒的な昏さと絶望感はどうだ。これが本気の庵野秀明か。やられましたよ。完全にやられた。破の予告は一体なんだったんだ。そもそも遥か序の昔に喧伝していたリビルドとかいう言葉はどこに消え失せたんだ。破で大きく広げた大風呂敷をきちんと畳んで、今度こそ大円団に収斂していくかと思いきや、大風呂敷の向こうはまさかのブラックホールと化していた。わけがわからないよ。

【エヴァ】エヴァQ意味不明すぎてヤバイ(あげあげニュース)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 15年ぶりに僕たちのエヴァが帰ってきた!(玖足手帖)

【ネタバレ注意】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』漫画であらすじを描いてみた(萌えオタニュース速報)

【ネタバレ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を、5行で説明するとこうなる(アルファルファモザイク)

間違いない。エヴァだ――『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』(ネタバレ) (シロクマの屑籠)

おれは新劇版エヴァの最後にあの体験の再現を求めている(関内関外日記)

『エヴァ:Q』 新宿バルト9過去最高記録 「世界よ、これがヱヴァだ」(にゅうにゅうす)

舞台は宇宙空間から始まる。精悍な印象のアスカ。傭兵のイメージらしい。陰影を多用していた序破と異なり、全体的に作画がソリッドになった気がする。なんかミサトさんやリツコさんに声が似ている人がでてきたと思えば荒唐無稽な世界が展開され、??は果てしなく増殖していく。注目のトウジの妹、鈴原さくらちゃんを演じるは七色いんこ・沢城みゆきさん。いろんな意味で変わり果てたマヤさん。やがて我々はシンジとともに衝撃の事実を知る。

14年という歳月が経ってもアスカやマリさんの外見年齢は全く変わっていない。「エヴァの呪縛」に罹ると肉体年齢は経過しないなどというまたわけのわからない設定が登場。やっぱり生理が来たらまずいとかそういうアレなんだろうか。「アヤナミレイ」なる少女も破の綾波レイちゃんとイコールではないのだろう。廃墟と化したセントラルドグマ。これもゲンドウの予定通りだというのか。老いた冬月の口から語られるある女性の名前。圧倒的な絶望に満ちたニアサードインパクト後の世界。相変わらず何を言っているのかわからないまま一人で納得するカヲル君。そして恐るべきは旧劇以上に自己満足と他力本願なクズっぷりを惜しげも無く披露する碇シンジ。さんざん積み上げた本の横で勝手にふてくされている姿はもはや笑えばいいと思うよ。

こんな世界があの破からそのまま14年後とは到底思えません。そうでないと全く辻褄が合わないではないか。また既に各所で指摘があるように、破ですらも序の続きではない可能性がある。庵野さんは新劇の構想当初にエヴァは「繰り返しの物語」だと言った。それがいまも一貫しているとすれば、我々が今までずっと観てきたものは、果てしなくループし続ける巨大な円環構造のカケラに過ぎなったのかもしれない。

【ネタバレ】『ヱヴァ:Q』 考察・感想まとめ(にゅうにゅうす)

【これは凄い】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 スレ住人の考察が面白い!(アルファルファモザイク)

【ネタバレ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 Qのミサトさんって…(アルファルファモザイク)

【ネタバレ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 偶然かもですが、凝ったタイトルですよね(アルファルファモザイク)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 Qの3.0は、“0”ではなく“φ(空集合の記号)”か?(アルファルファモザイク)

最後の最後におぼろげながら一筋の光明が見えたのが唯一の救いでしたが、これからこの作品は一体どこへ向かうのでしょうか。早速ネット上で様々な考察・推論・魔解釈が飛び交い、百家争鳴の如き様相はさすがとしか言いようがない。次作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」はQ(旧)に対するシン(新)なのか、「ヱ」ヴァンゲリ「ヲ」ンではないことに意味はあるのか、「:||」は反復記号なのか終止線なのか、果たして本当に2013年公開なのか、そこで完結できるのか。実に不安でもあり楽しみでもあります。

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0”YOU CAN(NOT)REDO.
鷺巣詩郎
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タグ:アニメ
posted by かがみ at 04:05 | 文化論

2012年11月17日

世界には二通りの人間がいる。エヴァQをもう観た人と、まだ観ていない人と。

諸事情あって初日に行けなかったのは本当に残念です。本日公開されたエヴァQ大盛況らしいですね。あと数日はネタバレにおびえつつネット巡回する羽目になるのかとおもうと憂鬱でならない。劇場の混雑状況を見るにやはりネット予約はした方がいいんだろうか。Q=旧とかいうループ構造説もあったがその辺果たしてどうなってるんだろうね。

エヴァンゲリオン最新映画、深夜に公開…新宿で早朝までに延べ16回上映(2chエクサワロス)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」テーマソング 宇多田ヒカル/「桜流し」配信開始(みんなのエヴァンゲリオン(ヱヴァ)ファン)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」公開日感想まとめ(ネタバレあり) (ゆるく生きていたい)

間違いない。エヴァだ――『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』(ネタバレ) (シロクマの屑籠)

レビューが早速、随所で色々と上がっていますが、とりあえずブクマするだけ。観に行くまで見ません見れません見れるわけがありません。もっともレビューのタイトルを見ただけで、劇場の大スクリーンに赫灼と映し出されたソレが我々の予想した遥か斜め上のものであったであろうことは容易に想像できるんだけどね。

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タグ:アニメ 文化
posted by かがみ at 21:36 | 文化論